眼内コンタクトレンズ(ICL)の特徴

~ICLの利点と他の近視矯正との比較、リスクについてご説明~

眼内コンタクトレンズ(ICL)の利点

ドライアイになりにくい

眼内コンタクトレンズ治療は、角膜への影響が小さいため、ドライアイの原因になりにくい。

ハロー・グレアが起こりにくい

夜間や暗いところで光を見たときに、ハロー(光の周辺に輪がかかって見えること)やグレア(光が長く伸びてまぶしく見えること)が起こりにくい。

元に戻せる安心

眼内コンタクトレンズ治療は角膜を削らないので、取り外して元に戻せるところが安心です。
度数が進行したり新しい矯正方法が登場したら、取り外してレンズを交換したり新しい治療法を導入することも可能です。

短い手術時間で回復も早い

眼内コンタクトレンズはとてもやわらかい素材で出来ているので、約3ミリの非常に小さな切開から眼の中に入れられます。切開が小さいから手術時間も回復もとても早いのが特長です。
手術時間は通常20~30分、術後数日で日常生活を快適な視力で過ごせるようになります。

有害な紫外線をカット

眼内コンタクトレンズ治療に使用するレンズは、加齢や白内障の原因といわれている有害な紫外線をカットし、水晶体や網膜を保護します。

眼の中で自然になじみます

目の中に入れるレンズは生体適合性の高い素材で出来ているので、自然に目の中になじみます。
異物感がないため、裸眼と同じ快適さを保ちつつ、視力を回復させることが可能です。
また、レンズは外から見えることはありません。

強度近視にも対応

眼内コンタクトレンズ治療は、レーシックの適応にならない強度の近視(約-18Dまで)・遠視・乱視も対応可能です。

角膜が薄くても矯正可能

レーシック等角膜を削る治療法は角膜が薄いと治療ができませんでしたが、眼内コンタクトレンズ治療なら治療可能です。

他の近視矯正との比較

※表は横スクロールできます。

眼内コンタクトレンズ(ICL) リレックス スマイル レーシック
特長 ・強度の近視・遠視・乱視も矯正可
・ドライアイになりにくい
・ハロー・グレアが起こりにくい
・取り外して元に戻せる
・有害な紫外線をカット
・視力回復スピードが早い
・ドライアイになりにくい
・ハロー・グレアが起こりにくい
・外部からの衝撃に強い
・切開量が少ない
・フラップのずれが起こらない
・近視・遠視・乱視も矯正可
・視力回復スピードが早い
・広く普及しているため費用が安い
矯正法 角膜に切れ目を入れて眼内コンタクトレンズを挿入。 フェムトセカンドレーザーで角膜切片を作って取り出す(切開量2mm)。
フェムトセカンドレーザーでフラップを作成(切開量20mm)。
エキシマレーザーを照射して角膜を削る。
角膜の形状 変えない 変える 変える
元に戻す 可能 不可能 不可能
視力回復
スピード
翌日 約2~3日 翌日
近視
遠視 ×
乱視

リスクについて

ハロー・グレア

夜間や暗いところで光を見たとき、ハロー(光の周辺に輪がかかってみえること)やグレア(光が長く伸びてまぶしく見えること)の症状を感じる場合がありますが、ほとんどの方が数か月で解消します。

白内障

ICLと水晶体が接触した場合や、房水の流れが悪くなることによる代謝異常によって、水晶体の混濁(白内障)をきたすことがあります。視機能に影響する場合は、ICLを取り出し、白内障手術を行います。その際は新たに眼内レンズを入れますので、またよい視力を取り戻すことができます。レンズのサイズが小さく白内障を引き起こすおそれがある場合は、レンズサイズの交換をします。以前のレンズでは長期的にみると2~4%発生していましたが、新しいホールICLレンズ(EVO ICL)になってからはほとんど発生しておりません。

急性緑内障

手術直後は若干の眼圧上昇をきたします。通常は目薬や飲み薬、時には点滴などをして眼圧を下げてから帰宅していただきます。稀に、レンズを取り出したり、レンズサイズが大きい場合には、適切なサイズのレンズに入れ替えることもあります。

角膜内皮細胞障害

眼科手術においては起こりうる合併症ですが、ICLの術後はわずかな障害に留まっています。

度数ずれ

術前に予測した屈折度数とズレが生じ、期待する視力より若干劣る場合があります。

名古屋アイクリニック

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